Polyphony(多声性)展

2021年12月10日(金)~2022年1月11日(火)

えー今展では 当初安藤郁子先生(アンちゃんはレッキとした秋田公立美大の先生なのよ 以下アンちゃんでごめんね)の個展といふ事ぢゃったが 伊賀での作品展搬入のあと急きょ富士山麓に出現したアンちゃんと話しているうちにグループ展にしたいといふ要望があり あれよあれよといふまにケムにまかれたやうに承諾してしまったのだった アンちゃんは魔法使いサリーの末えいにちがいなく モーロクじいさんをだまくらかすなんてのは オチャノコサイサイのサイゼリアなのであった そして展覧会のタイトルはなななんとポリフォニーPolyphony というではないか わけのわからんこの西洋語は何ぢゃもんじゃと聞きましたるところ ポリフォニーとは「多声性」といふ意味とのこと うーむ 流石は先生 教養がありまっせっせのセニョリータ どうもセニョリータってのは音的にも美しいのでつい使うてしまうのぢゃが多声性とはたくさんの人たちの声といふことぢゃろう そういえば大昔君たちがいてぼくがいたあ♪とツメエリの舟木一夫もう唄うてたなあ そう世の中には老若男女 男でも女でもない人 元気な人 そうでない人 いろんな人がいて社会といふものがつくられとりますな みんな仲良く暮らすのがいちばんナイスなことぢゃが 現実は非常にキビシィーと財津一郎も言ふとりましたな てなてなことでせっかくのアンちゃんの提案に感謝しつつ 多声性とは何だろうとゆく年くる年に考えるのもよろしかろう竹中

『対話』
はだしのこえ

耳をすます

風につつまれる

耳のうしろ小さな渦が巻く

わたしの応答

そっと置く

ささやかで確かな変容

感覚の対話

 

作品ということばは、どこまでを含むことばなのだろうか。わたしの作品は、わたしというひとりの人間が生み出したのだという感覚が次第に希薄になっている。作品は、わたしが日々かかわっている人やものとのあいだから、滲み出るように生まれてくるのではないだろうか。ずいぶん前から、私の作品と、わたしがいつも対話(ことばでの対話に限らず、視線や表情、身ぶり手ぶりなどのやりとりを通して)をしている大切なひとたちから生まれた表現をともに展示したいと思ってきた。彼らは常に「今、ここ」の瞬間を鮮烈に生きていて、その息づかいが彼らの表現に表れている。ナノリウムでの展示、彼らの表現とわたしの表現が、共にそれぞれに声を出していて、かつそれらが滲み合うような空間になって欲しいと考えている。

広沢葉子 硝子展 HIRPSAWA Yoko

2021年10月8日(金)~11月9日(火)

 

いきなり団子ですがこの国から美意識の劣化が始まったのは 日常から着物が消えた頃からだらうか 脱亜入欧の近代化への強ひ思ひが 美意識をすたれさせたと言っても過言ではありますまいまい麻衣子さん そして21世紀となり恋文は書かなくなりスマホメールなどといふのは無粋極まりないことだし 無粋のグローバル化が拡大し S先生のロマンがありませんなの口ぐせが今となっては懐かしく想ひ出されるのですよ さてさて今回の広沢葉子展では茶器も出品されるとの事だが 葉子さんの作品には美の象徴である花がよく描かれているのは美の憧憬がことのほか深ひからにちがいない そして茶室にはにじり口があり美しい精神へのいざないを感じるのだが 果してその先に未来への光明が見えるのだらうか 美しい人よ

金 憲鎬  展 KIM Hono

絵ヂカラ生活のススメ

2021年7月9日(金)~2021年8月24日(火)

人類の劣化はSNSの発達によってさらに盲進していると同時に芸術慎重生活がスコブル絶好調なのは悲しすぎる現実ぢゃ H先生の名言 芸術にやりすぎはないは生活を芸術化するととらえてもよいずらランラランコロナ世を招ひたゴーマン文明生活から脱皮するには まず美意識を磨かねばならぬ そう絵ヂカラ生活ハタマタ絵ゴコロ生活へと移行できる人が救ひと見出せるだらう 一枚の絵から生活カクメイが不可欠なの世のヨロレイヒー 救ひ主は神だけぢゃなく我らの心奥にあるんやないかの月亭可朝 そしてそしてキム先生は陶芸家を超えてとっくに美術家なのでござる    

 此の度はその絵ヂカラワールドを展開しコロナ君が与へてくれたラストチャンスを人類再生のココロミにチャレンジしたいの世 

セニョリータ

金 憲鎬 さんが昨年制作した小屋にも展示しています。

気になる作品がございましたら、金額やサイズ等、

お気軽にお問合せください。
下記に作品番号を記しています。

 

ギャラリーナノリウム 

Tel:0555-24-2938 Fax:0555-24-2948

梶   なゝ子 展   KAJI Nanako

2021年4月30日(金)~2021年6月1日(火)

えー昨今の下り坂46とかいふ学芸会風女子コーラスチームは 歌の世界とこの国の劣化をあっけらかんと表現してくれているけんど ひるがえって半世紀程前のアンダーグラウンドの女王と呼ばれた 浅川マキの歌唱力はまさしくアッカンでありました 声そのものが歌になっていると申しませうか なんとも濃密なる情感がほとほとばしるのでありました 時にアカペラで唄ふという神技的歌唱でもってホールの空気はサンミツノウミツをはるかに超えた異界へと我らをいざなってくれるのでありました そしてそしてゴーインに梶なゝ子作品へと言及いたしまするが 浅川マキの歌にはアカペラであるとしてもまだ言葉といふわかりあえるものが介在しますんやが ナナカジオブジェクトには言葉もなければアイソ笑ひもない ただそこにカタチある土くれが静かにズシッと存在するのみなのですよ 存在するアカペラ作品 無音 無意味 モノトーン まっこと真剣勝負なココロで向き合えば きっと伝わってくるものがある筈ハズバンド 役に立たんことのスバラシキ世界を表現できるのってイワユルひとつの稀有なる希望 暗黒の中の一条のヒカリやおまへんか 梅棹さん

もうひとつの富士アートコンテスト展

2021年1月22日(金)~1月31日(日)

いやはや小林旭でなくても♪ここらでやめてもいいコロナ♪と唄いたい気分の今日この頃ですが「もうひとつの富士」はやめるわけにはいきまへん。アホノマスクやウソノマスク、スカみたいなガースーおやじがのさばるこの国全体がコロナ化してるんやおまへんか砂鉄さん。まあここまで世界中がぐじゃぐじゃもんじゃ化してるんやから何もコワイものはおまへんで。なにをかくそういちばんこわいのが我らが人間さまのよ~な氣がしまっせ。てなてな͡͡コトでヤケクソでも何でもケッコウ。グレイトなココロで「もうひとつの富士」にチョウセンして頂けると嬉しいざんすさいざんす。

展示作品

2021年 もうひとつの富士アートコンテスト 入賞作品

人気投票 一等賞

 

『愛しき風穴の富士』

 おおかね あきこさん

富士と前のめりに旅するで賞

 

『前のめりの旅』

 大西昇子さん

真白き富士の嶺賞

 

『真白き富士之嶺』

 高橋辰雄さん