安土忠久✖加藤尚子 硝子展

AZUCHI Tadahisa ✖  KATO Naoko

冬にはガラスがよく似合ふ

2022年12月16日㈮~2023年1月17日㈫

■はじめて安土さんのガラス作品に出会ったのはもう35年以上も前の事だらうか 確か岐阜の可児か美濃加茂あたりのクラフトショップだった グラスを三個求めたのだが今なほ健在でビールや水をいただいておりますよ 安土さんの作品をまさか展示できるとは思わなかったけんど 当方と二人DE150才でっさかい 今のうちにやらぬとあの世とやらへ往っちまふので多忙のところをお願ひしたのだった 去年福井の原発を見に行った帰りに安土さんちへ迷ひ道くねくねしつつうかがった折り 若き頃の武勇伝や硝子体験を拝聴いたしましたよ なんでも倉敷のガラスマンが夏になると避暑を兼ねて高山の安土さんちへ来られガラスを制作されたといふ 安土さんは門前の小僧よろしく見よう見まねでガラスワールドへ突入したとのこと ちょっと武骨な昔の日本の父を思わせる硝子作品は工房といふより風狂な小屋から生まれたことを心から祝いたひ

■えーさてさて加藤さんはブルーライトな横浜に住まわれていて とある大学でガラスを教えておられるとのこと 先生は財津一郎風にヒジョーに忙しい!ので制作時間をひねり出すのに困るのことよらしいけんど オブジェやインスタレーションを試みる姿勢はこの余裕のない乱世において無用の長物たちの輝きは増々増すのでありませう 嗚呼こんなにも便利になっちまった哀しみといえば加藤さんのおじいちゃんはあの沖縄戦で亡くなられたとのこと 何度か南部の戦線を訪ねておじいちゃんを偲ばれたやうだ ひょっとして加藤作品のブルーは沖縄の美しい海の色につながっているのかもしれない 早いもので今年もゆく年くる年おっとどっこいな日々でありまするが 日常と非日常のあわいの硝子空間を十分楽しんでいただきたいので御座居ますよ トートツじゃがハシユキオは引退したけんど当方はこの国を中退したい気分ぢゃ七郎さん

金  憲 鎬  展 KIM Hono

創るとは狂ふこと

2022年11月4日(金)~11月29日(火)

何気なく新聞広告を眺めていますると 創るとは遊ぶこと狂ふこと生きることといふ言葉が目に飛び込んできましたのさ うーむキムホノ先生はご存知の通り遊ぶことの名人ぢゃが その手技を超えた狂いっぷりぷりこそオブジェのシンズイのやうな気がしますな 政治の狂いっぷりは低俗の極みぢゃが ヂャガヂャガするのはもうおよしヨシコさんこっち向いていいぢゃないのさなぜ逃げるのさ そうあんまり追いかけてもあきまへんのよよたろう君ようこそここへクッククック私の青い鳥 鳥居の先は聖域ぢゃがまち殺しは全国津々浦々でんな 聖なる不二もさぞや嘆いておられることじゃろう この世は悲哀の海ぢゃがキムホノ式オブジェでもって絶望絶壁アタックルゥー

沖 眞理展 OKI Mari

天下無双のお決まりパンツ

2022年9月9日(金)~9月27日(火)

お決まりパンツは名前のとおり 今日はこのパンツでビシッと決める心のパンツなのだ さてヒロシマのピカのあの日は三千度ともいわれる熱風が人々を街を山を海を生きものたちを襲ったのだった 眞理ちゃんのおばあちゃんもその劫火の中にまきこまれたというのだ 以前からヒロシマのピカが遠からず影響を及ぼしているのではないかとスイサツしていたのじゃが それはおばあちゃんの無念やあまたの人々の痛切な叫びが 眞理ちゃんにのり移って転化したのではないかと思ってしまふのはあながちハズレぢゃないでしょバクダンさん ちょっと強引に結論を申し上げますると マリパンは平和を希求してやまない生命の昇華と言っても過言ぢゃありますまいマイダアーリン

中野正典展 NAKANO Masanori

まってるの

2022年8月5日(金)~8月30日(火)

 

いきなり団子ですが加古川線の日本のへそ駅ホームで電車をまっていると時間が止まっているやうで私は誰ここは何処の呆然状態になるのだった 日本の中心地の魔力なのだらうか 

中野君はこの沿線の小野といふ町でのんびり絵を描いているらしい ちょっとスランプやけどと言ふてたけど この社会そのものがスランプなのでせう 

 

それでも秋頃には宮沢賢治原作 中野式立体絵本新境地が見られるそうな てなてなことで今展ではどうナノよにて現地制作も予定してまっさかい おひまならきてよねわたしさびしいのー いやいやさびしいのはおまえだけじゃない 海辺のセニョリータだってさびしいのさアサオさん 

そう

おはなしでてこい 

おはなしでてこい 

どんどこどんでさようなら

松田百合子展  MATSUDA Yuriko

陶酔夢譚

2022年6月10日(金)~7月12日(火)

あらゆる国家はもうたくさんとは詩人茨木のり子の残した言葉なのぢゃが ひょっとしてあらゆる人類ももうたくさんなのかもしまむらと思ってしまふ今日この頃ですよ七郎さん 七郎さんといえば石和ですな 石和と言えば温泉 温泉といえば旅館でありまして 旅館には床の間ってのがあるでせう その床の間に松田百合子のオブジェ作品を設置しますと その空間がゴーカになりまして陶酔夢譚の花が咲くでありませう     そうです人生には夢が不可欠ですな いつでも夢をいつでも夢を~♪ 美術には明るいチカラを創出せしめる陶酔力がございます 色絵立体のグレートマザー松田百合子作品はグレイトな明るい響きに充ち充ちておりますよ あぁ陶酔夢譚の心ぢゃ 夢の中へ夢の中へいってみていと思ひませんかぁ~♪

佐藤 杏子展 SATO Kyoko

油彩と版画

2022年4月1日(金)~5月3日(火)

つい先日店頭でけつまづいて転倒した そして40年くらいの知人は急遽手術する身となった まじっすかのロシアとウクライナの戦争も勃発した いやはや全くもって一寸先は闇だ 愚かな人類は21世紀になってもなほ殺しあい 核核死か死などと物騒極まりない ナノリウムの30余年の年月も風切る早さぢゃったが そろそろ千秋楽も視野に入ってきたといふのに 安直な美しい国は腐りきり シュウアクすぎるシュラバへと成り果てた 今こそ美しい街 美術の成すべきことは巨きいといわねばなるまいマイダァリン そうそうなんです 4月1日から佐藤杏子さんの美術展が始まりますよ 4月1日だからといってウソじゃないのよお母さん 好きだった好きだったウソぢゃなかった好きだった ツルタコージはイケメンだ だってだってあなたに恋しているんだもん 嗚呼美術に恋する皆々様 ほほえみがえしのもう春なんですぅ 頭プチプチプーチンさん 美術はハートと暮しを和ませてくれるんるんスプリングの心なのさ 言わずもがながな戦術より美術でござる

もうひとつの富士アートコンテスト展

2022年1月21日(金)~1月30日(日)

えー新型コロナ オミクロンとやらが しぶとく感染力を増して もう平和だったあの頃にはもどれないと思った方がよさそうに思ふ今日このごろでありますよ。中島岳志先生も言ふてはるやうに 人間による乱開発が地球のすみずみまでおこなわれ ウイルスくんたちの住むテリトリーをも 壊してしまった末が このコロナ世かもなぁ 自然への畏怖を忘れてしまった我らは反省せんとあきまへん

といふことで富士山への想ひ更に深めてみたいのこころなのよ

ケーゾクはチカラなのでありまして皆々さまの富士作品を心よりお待ちしておりますです

作品募集要項

①出品作品は1点です。

②表現は自由です。絵画、写真。コラージュ、レリーフ、総作品などなど。

③作品の大きさはタテ60㎝ヨコ60㎝厚さは10㎝まで。

④立体の場合30㎝×30㎝の台にのっかるモノ。

⑤搬入締め切りは1月19日(水)までにナノ・リウムへご持参ください。郵送可。

⑥出展料 500円

⑦パーテーは思案中。未定。

ナノ・リウム 0555‐24‐2938

展示作品

オンライン投票受付中!

 

 

 

オンライン投票は終了しました。

 

2022年 もうひとつの富士アートコンテスト 入賞作品

人気投票 一等賞

 

『標本富士』

 金井壮達さん

二番に妙味アリDE賞

 

『富士の病』

 ハクション大魔王さん

毎度グレイト作品賞

 

『夜のおともに着せ替え富士』

 春成こみちさん

 

 

 

コロナ世のもうひとつ展にいつもと同じン参加がありました。

うれしく感謝致します。

恒例の人気投票はナノに来られる人が少なかったので異例のネット投票も試みましたが これまたいまひとつでした。ナノらしくないからねぇ。

来年はどうも30回らしいですよ。

明日はわからない日々ですが

みなさんどうぞお元気で

また来年に。